春休みに入りもうすぐ新学年です。とっと塾も昨年の7月から実質スタートし、7か月程の間の学習で、子どもたちはグングン伸びました。特に4ヶ月を過ぎたころから、どの子も思考力の伸びを感じ、とてもワクワクしています。考える習慣が身に付き、様々な角度からの問題を解くことで、何を問われているのか、答えを導き出すために段階を追って考えていけるようになってきました。
我が子に「なんで勉強しないといけないの?」と聞かれたことはありませんか?
みなさんはどのように答えていますか?
柳沢東大名誉教授は答えは2つあると言われています。
一つは、勉強することが自立するために、また将来に向けた準備として、他のものと比較して最も簡単な方法だからです。皆さんのだれもがいずれは自立しなければなりません。プロ野球選手やサッカー選手になれる人は1年に300人程度に対して、最難関といわれる東京大学には毎年その10倍の約3000人が合格しています。芸術家もしかり。そう考えると勉強というのは皆さんが社会人として取り組みやすい合理的でベストな選択肢だと思いませんか。
もう一つの答えは、勉強というのは私たちが身に着けることのできる極めて汎用性の高い『武器』だからです。今は将来の夢が決まっていなくても、勉強にまじめに取り組んでいれば将来の可能性が狭まることはありません。勉強することは展望台につながる階段を一段ずつ上っていくのと同じです。
新しいことを学べば学ぶほど、地上にいたとき、つまり十分に知識をもっていなかったときには見えなかった「景色」が見えてくるからです。10段上れば、さらに遠くの景色が見えます。そして、展望台からは「海」やそれにつながる「大河」が見えるかもしれません。
知識を重ねることで、初めはわからなったことが理解できるようになったり、興味が深まったりした経験はありませんか。それを繰り返しながら自分の可能性を広げていくわけです。
勉強していてもなかなか成績が伸びず苦しいと感じることがあります。そんな時は今の学年より2年ほど下の学年のものを解いてみると、あっという間にとけるはずです。今、苦戦している問題もあきらめずに立ち向かえば必ず自分のものにできるという自信をもつことです。
壁を目の前にしたとき、大切なのは、どんな工夫をしどう乗り越えるかということ。「ああでもない」「こうでもない」と必死に解決方法を探る経験は勉強以外のことにも役に立ちます。
今、とっと塾で行っている作業も、こういった下地を作るものです。3学期になって算数の成績が上がりました!と喜びの声をいただき、とてもうれしく思っています。
今後も楽しみながら自然に考える力を伸ばしていきたいと思います!
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